小田協議会会員で、地元工務店のエイチケーホームさんが、小田小交流プラザでチャリティーイベントを開催しました。
暑さも一休みの一日、地元工務店らしい工夫を凝らした出し物で、楽しい体験ができました。
ミニ上棟式
上棟式(じょうとうしき)は、家づくりの華。
新築木造住宅の棟上げ(骨組みの最後に棟木を設置する)が無事に終わったことを祝う、伝統的な儀式です。
小さなやぐらを住宅に見立てての、上棟式のデモを行ってくださいました。
棟梁たちがやぐらの上からお菓子とカラーボールを撒くと、集まった方々が目を輝かせて拾い集めていました。
このカラーボールは、後でくじ引きして景品と交換する仕組みなので、子どもたちは真剣です。
見事1等の大きな水鉄砲をゲットした子が、満面の笑みで記念撮影していました。
「こんなに喜んでもらえると、こっちも嬉しいよねえ。」と棟梁たちも顔がほころびます。
木工教室と縁日コーナー
屋内の生活科室では、木工教室が行われていました。
自分で絵付けする風鈴のほか、穴をあけた廃材からオリジナルプレートやキーホルダーを作りました。
数年前あたりから木材が高価になり、きれいな木目の一枚板はありがたいものです。
参加者それぞれに使いどころを想像しながら、自由に絵筆を走らせていました。
校庭ではかき氷、ヨーヨー釣り、型抜きなどのミニ縁日が並び、子どもたちが群がります。
「フランクフルト焼けたよ~。おじさん好物だから食べちゃうよ~。」と、名物役員さんがトークで場を仕切っていました。
住宅の暑さ対策
「日本の一般的な住宅は、実は断熱性能がかなり低いのです。」と、社長の古川さん。
特に夏は1. シェードなどで陽射しを入れない、2. 内窓などで窓から熱を入れない、3. 断熱材などで家に熱を入れない(冬は逃がさない)が、大切なのだそうです。
セミナーや屋外の現物展示では、補助金のご案内とともにリフォームの事例をご紹介していました。
網戸張り替えコーナーでは、職人さんが持ち込まれる網戸を黙々と張り替えていました。
「ピンと張るには、コツとかあるんですか?」の問いに、「もう、何枚も貼るしかないです。新人のときから何千枚も貼ってますので。」とのこと。
建築で働く方々は、若い頃からこうしてコツコツと経験を重ね、技と知識を身につけてきました。
自分で板に穴を空けようとすると、網戸を貼ろうとすると、暑さ対策をしようとすると、私たちはしばしばプロの凄さを感じます。
社会がそんなプロたちに支えられていることを感じました。
エイチ・ケーホームさんから、このチャリティーイベントの売上金全額を、小田協議会の運営費としてご寄付いただきました。
ありがとうございます。大切に使わせていただきます。
記者:めーさん