2025年8月23日のまつりつくばの大パレードに、小田から大獅子が出場しました。
前日には小田祇園祭がつくば市9件目の無形民俗文化財に指定され、いつにも増して堂々たる姿を披露しました。
パレードに出発
まつりつくばの大パレードは、つくば市内から数十団体のお神輿などとねぶたが参加します。
片側三車線の土浦学園線が、煌びやかなお神輿と晴れやかな法被姿、歩道から見守る観覧者で埋め尽くされました。
その中でも小田の大獅子は80名が人力で担ぐ約15mの巨体なので、特設の待機場所からパレードの最後尾に付きます。
小田大獅子保存会のほか、小田近隣から常陸藤澤さん、遠くは横浜のお祭り助っ人の方々、祇園祭ではありえない小田東部お囃子保存会からも応援が駆けつけ、開始を待ちました。
そしてパレードが動き始めたのは、日中の酷暑も和らいできた17:30頃。
みなさん、満面の笑みが浮かびます。
多彩なお神輿とお囃子
500mほど先の折り返し地点では各団体が次々と、自慢のお神輿やお囃子などを披露して沿道の喝采を浴びていました。
先頭に獅子頭が付いた山車や、火消しのように纏を掲げるもの、お囃子も巨大な太鼓を打ち鳴らすものからひょうきんでノリのよいもの。
つくば市内にこれほど多彩な祭り文化があることに驚かされました。
大獅子も上下左右に大きく身体をくねらせ、独特な存在感を放っていました。
大獅子の帰還と解体
すっかり日が落ちた頃、大獅子が待機場所に戻ってきました。
辺りではまだ他の団体がお祭りムードで盛り上がっている中、一休みするといきなりバールとチェーンソーを取り出し、大獅子の解体が始まりました。
猛暑の週末を何日もかけて製作していたのに、解体はあっけなく終わってしまいます。
大獅子は一年限りのもの。
まつりつくばで今年の全ての役目を終えました。
本当にお疲れ様でした。
記者・撮影:めーさん