小田のどんど焼き – 餅を焼く篠取り

新春の小田の恒例行事「どんど焼き」に向け、竹の篠取り作業を行いました。
冬の澄んだ空気の中、静かな竹藪に刈払機の音が響き始めます。

どんど焼きの餅を焼くために欠かせない篠。(昨年の写真の矢印参照)
竹より細く小ぶりで、笹とも呼ばれます。
今年も例年通り、太めで瑞々しい篠を一本一本選びながら、枝葉を払っていきます。
数にすると400〜500本ほど。
楽な作業ではありませんが、慣れた手つきで黙々と進める姿からは、長年続いてきた行事ならではの積み重ねが感じられます。

作業の合間には自然と会話が生まれ、家族の近況や趣味の競馬のことなど、何気ない言葉が交わされるのも、この準備の時期ならではです。
寒さの厳しい日ではありましたが、笑い声とともに体を動かすうち、いつの間にか冷えも忘れていきました。

どんど焼きは、正月飾りを焚き上げて年神様を見送り、一年の無病息災を願う行事です。
本番で燃え上がる炎の裏側には、こうした地道な準備があります。
毎年同じ作業を繰り返すからこそ、地域の知恵やつながりが自然と受け継がれていくのかもしれません。

篠取りの作業を終え、次はいよいよ小田城跡でのやぐら組みへ。
静かな里山で始まった準備は、少しずつ新春へと近づいています。
今回のどんど焼きも、多くの人にとって良い一年の始まりとなりますように。

どんど焼きのご案内

開催日　：2026年1月17日(土)
会場　　：小田城跡
お車の方：
　つくば駅から約20分
　近隣に無料駐車場あり(小田小交流プラザも駐車可)
バスの方：
　つくばセンターからつくバス小田シャトルにて
　小田東部バス停下車徒歩約7分
※駐車台数に限りがあるので、できるだけ公共機関をご利用ください。

より詳しい情報が得られる、公式ホームページはこちら。