2025年2月16日(日)はスッキリとした青空のもと、市民ホールつくばねで防災イベントが開催されました。
隣接する秀峰筑波義務教育学校の駐車場では自然災害体験車やアルミ缶炊飯、ホールでは災害シミュレーションやカッパ作りなど、趣向を凝らした合計20ブースが集い、ご参加くださった方々と地域の防災について考える一日になりました。
小田協議会ものづくり部会も「液状化実験ブース」の出展を通して、その一翼を担わせていただきました。
実験装置はプラスチックケース内に造った水を含んだ砂利の街並みに、マッサージ機で模擬した地震が発生するしくみです。
開場早々にお越しくださった方々には、土砂崩れを起こした丘陵地で建物や立木が倒壊し、車やカエル?が水没していく様子をご覧いただきました。
2度目の実験では、なぜか造った街並みに恐竜のおもちゃが置かれています。
「恐竜が化石になるのには、液状化が関係してると思うんだよね。」と、講師のカトちゃん説。
「急な地震で土砂に埋もれたから、脱出できなかったんじゃないかなあ。」
いろいろと想像は膨らみます。
実験のあとはスライドを用い、液状化現象の解説をしました。
3.11の東日本大震災のときに、小田地区でも液状化した所があったそうです。
それに筑波山の南斜面は土砂崩れの危険地帯…、とハザードマップを示しながら、参加者と情報を共有しました。
正午をはさんだ最後の回は、他のブースの出展者に来てくださるようお声がけしました。
そこではボランティアの高校生たちが、実験にチャレンジすることに。
造ってもらった「街並み」にマッサージ機のスイッチを入れると、ちゃんと液状化してくれてわたしたちも一安心しました。
日本はどこにいても自然災害から逃れることができない国です。
被害を最小化するために協力する一人の住民として、これからも地域で起こり得る災害と行動を考えていきたいものです。