一年で最も小田の町が活気づく、小田祇園祭。
早朝からのお囃子、各地区の行事が進み、町全体が祭りの空気に包まれていきます。
夕暮れにはお神輿と大獅子が「顔合わせ」を迎え、たくさんの人々が結界の下に集まりました。
地域が重ねてきた時間
「今年は夕方6時の段階で、もう駐車場が満杯だったよ」
運営関係の方に、そう伺いました。
歴史ひろば案内所のほか、小田城跡の西側まで駐車場としてお借りしていたのに、
それでも足りないほどでした。
たしかに、歩行者天国の店先は行列が絶えず、市営駐車場の屋台村も、
たくさんのお客さまで賑わっていました。
小田では八坂神社の神事はもちろん、お囃子や大獅子、子どもたちの出しものまで、
毎年一つ一つ手作りしています。
丁寧に重ねられた時間が、この祭りの風景を育ててきました。
「地域の祭り」が減っていく中でも、
そんな魅力に気づいてくださる方が増えたのかな、と少し嬉しくなりました。
笑顔があふれる、顔合わせの真ん中
小田に夜の闇が訪れるころ。
東部の御仮屋で、参切太鼓が鳴り響きました。
奏者を代えて3回、いずれも熱の入った演奏です。
惹かれた観客が、一人また一人と集まります。
同じころ延壽院の前では、
大獅子保存会の方々が「写真撮ってあげるよ」と
次々と獅子を見にくる親子に声をかけていました。
ところが子どもは、暗闇の大獅子が怖くて大号泣。
きっと大人になったら、笑える思い出になるのかな。
そして「あげろ、あげろー」と威勢のよい掛け声とともに大獅子が出陣してくると、
お神輿も駆け出していき、結界の下で顔合わせが始まります。
その真ん中では、誰もがすてきな笑顔でした。
祭りの見どころや、これまでの準備の様子も、こちらからご覧いただけます。
今年だけでなく、これまでの小田祇園祭や、祭りのある夏の日常も記録しています。
ぜひあわせてご覧ください。

















